今さら『ヒックとドラゴン』を観てきた
こんにちは。千葉ネネです。
好きな映画監督は西川美和とクリント・イーストウッドです。
普段邦画だったりヒューマンドラマ系の作品しか見ない千葉ネネですが
かねてから知人にプッシュされていた『ヒックとドラゴン』を観てまいりました。
恐るべし、ドリームワークス。
普通にレビューを書いていたらなかなか纏められず膨大な長さになってしまったので
いくつかに絞ってみました。ネタバレ多少あり。既に観た人向け。
・トゥースというドラゴン
ドラゴンは原作では言葉を喋ってるらしいのですが、映画では喋りません。
ホント大正解。言葉の通じない生き物とのコミュニケーションって、なんだか
とっても『動物映画』ですよね。今だったら『きなこ』って警察犬の映画やってますけど
これはドラゴンとコミュニケーションを図り友情を築く作品で子供向け。
やっぱり可愛いんですよね。「こんなに愛嬌あるんだったら…いいかな」的な。
ところでトゥースのデザイナーさんは日本人であると聞きました。
大きめくりっくりのおめ目が前についていたりするのは、日本的なバランス感覚の
表れかもしれません。
しかしトゥースの表情や仕草の豊かなこと!何か反応を示す度にトゥースの言葉が
聞こえてきそうなくらい生き生きしているのです。3Dモーション担当の職人芸ですね。
こんな可愛いカッコいいドラゴンに触れたり乗ったりできるヒックというキャラに
、ささやかなジェラシーを抱きます。「俺もヒックになりたい」と。いや、
「俺がヒックだ!」と。お座りポーズで目を見開きキョトンとしているとことか、
魚をペロンと食べて半分をヒックに与えるシーンとか。
恐るべし、ドリームワークス。
・ドラゴンのことでギクシャクする親と子、解決はやっぱりドラゴン
うめえなあーと思ってみていたのが親子関係。
全体の物語の中でも極めて重要な存在のヒックの父ですが、設定が秀逸でした。
ヒックとのわかりやすい対立関係に途中、見事にお互いの考えが逆転する
という展開に上映中千葉ネネはニヤニヤが止まりませんでした。
そして完全な決別→闘いの中での和解。解決の鍵となるのはやはりトゥースの存在でした。
トゥースを枷に縛り、しかしその枷を自ら壊し救い出す父。
初めて父が息子との相容れなかった気持ちに応えた瞬間でした。上手すぎだろ…。
恐るべし、ドリームワークス。
・ラストシーン
ラストシーンってあれ、ディズニーじゃ出来ませんよね。こうきたか!と
素直に感心しました。暗い部屋から光り射す扉に向かって並んで歩くシーン
があるのですけれど、凄い印象的。作品中一番好きなシーンです。扉の先にある
新しい世界のシーンよりも(時間説明がされてないので「はえーよ!」と
突っ込みましたが)、語らずとも俺たち絆は深くなってんだぜ感が伝わってきて
千葉ネネは好きです。一瞬、「(ドラゴンに手をかけた)罰としての負傷」
「バイキングとしての名誉の負傷」とも捉えれるのかな?と感じたのですが、
やっぱり相棒との絆の意味としたほうがラスト2人が扉に向かって歩くシーンが
際立つと思います。
恐るべし、ドリームワークス。
・速攻で”オチる”女の子・アスティ
気になる点といえば女の子キャラのアスティがトゥースに1回乗っただけで
コロンと”オチる”のですが、思わず「はえーよ!」と心のなかで叫びました。
なるほど女の子は強い男とロマンスに弱いのですね。弱すぎではあるまいか。
恐るべし、ドリームワークス。
・夢中になったファンタジー作品
千葉ネネは子供の頃にファンタジーアニメや漫画の洗礼を受け育ちました。
具体的に言うとリューナイトとかオーフェンとか。絶賛中二病発動中という
立て看板を僕の席の横に立て掛けられても仕方が無いくらい痛いタイプの
患者でしたので、それこそ黒魔術系の脳内設定をハードカバーで真っ黒い表紙の
分厚いノートにしたためまくっては一人読み返し、ほくそ笑んでいたものでした。
(千葉ネネがどん底まで嵌った暗黒中二病のお話は別の機会に)
しかしそれらの作品に当時僕は頭からのめり込んでいて、脳みその半分は
ファンタジーだったんですよね。『夢中力』という言葉を誰かが使っていたと
思うのですが、年を重ねるうちにその『夢中力』が落ちていると感じます。
ですが『ヒックとドラゴン』や『アバター』などの作品には『夢中』になれる
要素が豊富に入っています。それが所謂、ヒックとトゥースの触れ合いであったり
ドラゴンに乗り空を駆けるシーンだったりするのです。
ファンタジー好きにはクリティカルですよ、これはホント。
恐るべし、ドリームワークス。
余談ですが、カードゲーム・モンスターメーカーの生みの親、鈴木銀一郎氏の
ノベル『ドラゴンライダー』には、アイラという少女が一匹のドラゴンの卵を
一生懸命育てるシーンがあるのですが、上映中に思わずそれを思い出しました。
『幻想生物を育てる』というモチーフにかなり弱いのかもしれません。
ちなみに『ドラゴンライダー』は人間とドラゴンの話というよりはドラゴン乗り達の
話ですが、興味があれば是非。
恐るべし、ドリームワークス。で片付けちゃってる部分が多々ありますが、監督や
デザイナー、個々のスタッフ達の努力によってこれだけの作品を世に送ることが
出来たということを付け加えさせていただきます。
そしてみんなもっとドラゴン系の同人誌とか作ればいいと思うよ!買いに行くから!!
次回からまた同人誌の紹介などをやっていきたい所存。

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