同人誌の作り方 前編

今回はデータ原稿の作り方について、さっくりと解説したいと思います。

印刷所さんによってデータ作成の細かいルールが異なりますので、
「ここの印刷所さんにしたい!」と決めたら
きちんと原稿作成のマニュアルを確認しましょう。

中にはテンプレートを配布してくれている印刷所さんもいるので、
テンプレートがあれば作成予定の本に合ったデータをダウンロードしましょう。
テンプレートが確実です。

そのテンプレートがない場合について前後半に分け、軽く解説したいと思います。
印刷所さんでルールが異なりますので、必ず印刷所さんの作成マニュアルをご確認くださいね!

テンプレートがある場合もきちんとテンプレートに沿って作成しましょう。
保存形式やカラーモード、サイズを変えないのが原則です。



 



,泙困呂修琉刷所さんの対応しているファイル保存形式・カラーモードを確認しましょう。

基本的には、
★保存形式はPhotoshop「EPS」形式・「PSD」形式、
★カラーモードは表紙の場合「CMYK」
本文の場合「グレースケール」あるいは「モノクロ2階調」
が多いと思います。

CMYKとRGBでは印刷の仕上がりの色が変わります。

CMYK(シアン・マゼンダ・イエロー・ブラック)と
RGB(レッド・グリーン・ブルー)では、色の領域が異なります。
RGBで作成されたデータを印刷すると、CMYKでは再現できない領域が
別の色に置き換えられ、全体的にくすんだ色味に仕上がります。
RGBでは可能でも、CMYKでは再現できない色があるためです。
そのため、データの作成はCMYKをオススメいたします。

環境により、実物の印刷物と色が異なってしまうことがあるので、
自宅のプリンターなどで傾向を掴んでおくといいと思います。
パソコンの画面の色と印刷物の色を一致させる方法もありますが
専用機器が必要なので割愛します。

ちなみにCMYKで作成したデータをSNS等で使おうと
カラーモードを変更せずWEB用にJPG保存すると色がおかしくなったりしませんか。
保存時に自動的にRGBに変換されますが、カラープロファイルが一致しないため、
その画像を開いたアプリケーションにより色が変わってしまったりするのです。
文字化けならぬ色化けしてしまうのです。
環境により起きたり起きなかったりするため、気づきにくいのですが
適切な変換、保存が必要です。

グレースケール・モノクロ2階調でも原稿の作り方が異なります。
印刷されるときは最終的にモノクロ2階調にされるので、
モアレが気になる方はモノクロ2階調に最終的に変換するのが良いかと思います。
ひとつのデータでグレーとモノクロ2階調を混ぜて使ってはいけません
(絶対グレーのトーンを貼ってはいけません)


原稿を作るツール(ソフト)の対応保存形式・カラーモードを確認しましょう。

例えば保存形式がJPGなどでPSDには対応していない、
カラーモードがRGBのみでグレースケール等に対応していないツールがあります。
必ず対応しているツールを用意しましょう。
※PhotoshopCCが今なら(2015年7月時点)月額980円なので、この機会にいかがでしょうか。


作りたい本の規格サイズの確認をしましょう。

最初はA5或いはB5サイズをオススメいたします。
ピクセルではなく、「mm」単位で基本的には作成します。
B5であれば「182 × 257 mm」、A5であれば「148 × 210 mm」です。
定規で本のサイズを測ってみるとそのサイズであることがわかると思います。

ピッタリのサイズで作ってはいけません。ここに”塗りたし”をプラスします。
裁断のずれを目立たなくさせる予備部分が必ず必要です。
印刷所さんによって異なりますが、3mm〜6mm程度を上下左右にプラスする必要があります。


げ鯀度の確認をしましょう。

基本的にはグレースケールやモノクロ2階調の場合600dpi
カラーであれば300〜350dpiが多いと思います。

デジタル画像(jpg)をそのまま印刷した際に、
パソコン上に表示される画面サイズと実際の印刷のサイズが違った経験などはありませんか?
パソコン上の画像はたくさんのドット(点)を集めて表示しています。
とても細かいモザイク、というとわかりやすいでしょうか。

ここでいう解像度は1インチ(2.54cm)の中に
いくつのピクセル(ドット)が入っているかの密度を指す数値です。

パソコン上の画像でよく見る72dpiであれば、
1インチの中に72個のドットがあることを指しています。
600dpiであれば1インチの中に600個のドットがあるということです。

つまりこの解像度が高いほど、
綺麗で線や色がきめ細かい画像であるということになります。

とにかく高ければいいのか、というとそうでもありません。
無駄にデータが重くなってしまうので、
適正なサイズ、適正な保存形式、適正な解像度が必要になります。

パソコンによってはこの解像度が大きすぎると上手く動作しない場合があるので、
パソコン自体の性能が印刷物を作るのに適切なのか、確認と注意が必要です。

※ちなみに髭眼鏡は4GBのメモリでSAIやPhotoshopを使っていますが、
ギリギリです。

印刷所さんの提示する規格サイズを確認しましょう。


ここまでの設定チェックは大丈夫ですか?
後半に続きます!





髭眼鏡
  • 2015.08.01 Saturday
  • -
  • 17:36

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